「回顧」で過去に出資して結果出せなかった4頭について書いたので
現時点(2023年2月時点)での出資馬についても触れておく。
前回はシルクの2頭目であるサンデュエルに触れた。今回はシルクの3頭目。
ソワドリヨン
ルシルクの20。父はハーツクライ。兄にグランシルク。
ルシルクといえばシルクの伝統血統、という割に2020年の募集では人気がなかった。
不人気四天王というほどではないけど、申込に混ぜれば確保できそうなので一応おさえておいた。
ソワドリヨンという名前は「リヨンの絹」という意味らしい。
ルシルクのシルクはフランス語でサーカスだから絹って意味じゃないヨ!
とつっこみたくなるけどこれはトラップ。
よく知らないけどリヨンはサーカスが盛んな土地だとかで、命名者の方はそこも織り込み済みらしい。
つまりサーカスと絹のダブルミーニング。
冷静に考えるとだからなんだという名前ではあるけど、知性比べでは負けた気がする。
このソワドリヨンが、3歳の出資4頭では一番血統がしっかりしてる割に、現時点では一番勝ち上がりが怪しくなっている。
元々は2歳8月にデビューするはずだったけど、鼻出血を発症して回避。
12月に先延ばしとなった。
12月のデビュー戦は3着となったけど中身は悪くなかった。
全体時計は遅いものの一列後ろにいたソワドリヨンには流れが不利に働いたので、普通の展開なら勝ちあがれそうだった。
陣営もこの結果を受けて「未勝利レベルならいつでも勝ち上がれる」という楽観的なコメントを出していた。
ところが必勝を期した2戦目、3歳2月の未勝利戦は最終コーナー手前で既にいっぱいになり12着と大敗。
8月の頓挫を知っていた出資者からは鼻出血の再発を心配されたけど、そんなアクシデントも全くなし。
つまり実力で普通に負けたということ。
この結果により一転して雲行きが怪しくなってしまった。
2戦目の大敗について、素人分析でしかないけど、自分の見立てでは敗因は3つあったと思う。
1つ目はまず「未勝利レベルなら勝ち上がれる馬」という評価が間違いだったということ。
とはいえデビュー戦は鼻出血上がりながら好走はできたし、相手関係と条件を吟味すれば戦える馬だとは今でも思う。
2つ目は距離。2000mは結局のところ長かった。
兄姉は母の代表産駒であるグランシルクを筆頭に、活躍距離は1600mまでで、例外と言えるのはヴァンクールシルクぐらいしかいない。
距離を伸ばしたのが裏目に出たのではないかと感じる。
3つ目は状態。
最終追切の時点でも全然時計が出ておらず、陣営の強気なコメントとは裏腹に調子については疑念の声もあった。
鼻出血の再発の心配もあるから強く追えないのかもしれないけど。
当のソワドリヨンは不完全燃焼のまま放牧に出てしまった。
自分の考えた敗因は合っているのか、答え合わせは先になりそう。